グリーンアドバイザー認定講習・試験
「グリーンアドバイザー」という認定制度の2日の講習と認定試験を受験。
今回も資格をとることが目的ではなくて、それ相当の知識を得たいというのが自分の目的。
学校で勉強してきたことと重複するところはあるものの、良い意味で復習もしつつ、より深く、または違った視点での情報を得ることが出来たと思う。
何より丸二日間集中して勉強→テストといった短期集中かつ濃厚な内容で勉強になった。
テストは・・・・どうなんだろう???
合格点ラインがあらかじめ決まっていないとの話があったので、なんともわからない。。
結果は9月。まあ、天命を待ちます。
講習内容メモ
- 植物生理 花卉の育成・開花と環境 (花の生態・各組織のしくみ、性質、ホルモン)
- 植物の発育と形態 種の概念・植物の発育と形態 (「種」の定義、命名方法や分類など)
- 園芸の基本 気候と植物・植物の分類 (原産地と各気候条件による分類、性質)
- 園芸の基本 用土・肥料 (用土・肥料の種類と性質、使用方法
- 園芸の基本 種苗・播種と定植(種や苗の種類と扱い方)
- 園芸の基本 繁殖と交配・剪定(挿し木・挿し芽など園芸植物の殖やしかたの種類と方法)
- 園芸の基本 薬品(農薬の概論と種類、使い方)
- 園芸作業 栽培環境と園芸・コンテナ栽培など(家庭園芸作業のポイント・コツ)
扱う事柄がかなり広範囲の内容ながら、「家庭園芸」とそれに携わる「アドバイザー」として必要な知識、という点にフォーカスされていて良かった。
学校で見聞きしたり、実習で触ったことがあるものを体系だてて再確認&頭に定着できたような気もする。
一方でちょっと残念だったところがいくつか・・・
会場はホテルの広めな宴会場なんだけれど、スクリーンやモニター、ホワイトボード等は一切なく、演台があるのみ。
受講者は250名くらいで、長机に3人掛け、これが横5×縦20台くらいに延々と並ぶ・・いわゆる学校の教室レイアウトの生徒側が異常に長くなったかんじ。
全講師がPPT作るのは無理だとしても、配布テキストは印刷の都合とかで写真を使えないみたいだから、せめてそういう資料をスクリーンに映してみせてくれたらいいのになあと。
テキストで、まさにここでみんなが勉強しようしている専門用語の記載ミスや、用語の表現の不一致があったのはちょっとガックリ。。
それからもうひとつ、講師の先生への担当セクションの連絡ミスという事故があったらしく、これはミスしちゃいけないところのミスなのでは・・・?
幸い部分的だったけれど、これが丸々一コマ分とかだったらどうするつもりだったのだろう。。
苦言ばかりを並べてしまったけれど、こういう催しモノを運営するのがいろいろ大変なことは、自分も経験があるのでわかる・・・
がしかし、この講習・試験が無料サービスでやっているわけではなく、受講 ・ 受験料として【受講者ひとりあたり39,000円】を集めて開催しているとなると、ちょっとムムムと思ってしまう。
単純に掛け算の計算をしても、「予算が少ないから手が回らない」というわけではないだろうことは想像できるわけで。。
業界に飛び込もうとしている者のひとりとして、こういう認定制度や団体が良い方向に成長していって、盛り上がっていってほしいという想いから。。であります。
ともあれ、夏休みボケの脳みそを良い感じに使って前期の復習&後期の準備運動ができて充実な二日間でした!