太田記念美術館・たばこと塩の博物館

「卒制」の目処もたってきたので、美術館などで学生料金を使えるうちに使おうということで行ってまいりました。

太田記念美術館「浮世絵にみる意匠−江戸の出版デザイン−」

浮世絵にみる意匠−江戸の出版デザイン−
あまり知られていないようなのですが、原宿のパルコの裏あたりというミスマッチなロケーションにある「浮世絵専門」の美術館。
先日、こちらの学芸員の方が講師(浮世絵から見る江戸の園芸について)に来ていただいたこともあり、近頃浮世絵がマイブーム(懐かしい!)となっております。

いやあ、やっぱり浮世絵はおもしろい!
ここではほぼ月代わりで企画入れ替え展示をしているようなので、今後も足しげく通いたいです。(原宿という場所は苦手なのだけれど・・。)

今のところ、動物とか妖怪とか面白いのが多いからというコドモじみた理由で「歌川国芳」がお気に入りです。
浮世絵は有名な作家がかなり限られている(残っていない?)ので、もうちょっと勉強して詳しくなりたいなと。
(何事も登場人物が多いと覚えきれずにモチベーションが下がる性質)

太田記念美術館

たばこと塩の博物館「小林礫斎 手のひらの中の美 〜技を極めた繊巧美術〜」

小林礫斎 手のひらの中の美 〜技を極めた繊巧美術〜

同じくミスマッチなロケーションにあり、こちらは知名度はあるものの、なかなか中に入る人は少ない博物館。(実際自分も中に入ったのは小学生の時以来)
このご時世で、「たばこ」を頭に掲げて100円とはいえ入館料をとろうというのがなかなか男気がありますね。


さて、電車広告かなにかを見かけてとても気になっていたこの展示。

明治から戦前にもともとは煙草入れや根付などの職人だった小林礫斎(れきさい)という人の「ミニチュア作品」なのですが、「ミニチュア」という言葉がら連想されるようなシルバニアファミリー的な生ぬるいものではなく、企画案内には

どうぞ、眼精疲労にご注意頂き、愛すべき精巧なミニチュアたちをご堪能下さい。

とあり、入り口には作品鑑賞用の虫眼鏡が置いてあるくらいです。


期待通り、いやそれ以上の物凄さでした。

正直100円は安い。
ホントいいもん見させてもらいました。

米粒に文字とかいいますが、そんなレベルじゃありません。

ゴマに水墨画

です。

ミニミニ箪笥のなかにミニミニ巻物が入っていて、そこにちゃんと文章が書いあったり(虫眼鏡がないと文字とはわからない)、



見ていて感心するのを通り越して思わず笑いがこみ上げてくるくらい小さくて精巧。
というか「精巧」という単語はこういうもののためにあるのだなあと思うくらいです。

そして、もうなんというか、職人気質なこだわりオヤジがこだわりにこだわって好き勝手「追求しまくってる」ところがたまらない。
(お金持ちのマニアコレクターがお得意さんとしてついて、そのオーダーの相乗効果でヒートアップしたらしいです)
絶対好きじゃなきゃできないし、好きでやってる感がプンプンしてくるわけです。

どれもこれも凄い作品でしたが、特に個人的にはヒットだったのは、
1センチくらいのサイズで、全国各地のお寺の印とありがたいお言葉の入った「御朱印帳」。
おそらくそれぞれのお寺の印をごく小サイズで再現して押している・・。ここまでくるともう(敬意を込めて)変態の領域です。

会期が2月27日までなので、本当に行ってよかった(間に合ってよかった)。

かなりお勧めな展示です。

たばこと塩の博物館

関係ないですが、学割といえば・・・

映画の学割は映画の日やレディースデイ(この単語はなんか違和感があって好きじゃない・・)に比べて魅力的でないので、ミュージアム系以外で他に活用できるところはないかしらんと思って気になったものたちメモ。


昨日広告を見かけたこれ・・
割引というより元の価格を知らなかった(この手の観劇ものに本当に疎いので)。。

バリュー7,500円→5,500円
ワイドビュー9,500円→5,900円


ぱっとおもいつくベタなところ・・
まあ、行くことはないでしょうが。

スチューデントパス通常6,200円→4,800円

キャンパスデーパスポート通常5,800円→4,500円


通常行くことが無いという意味でちょっと気になる・・

宝塚大劇場公演の当日券(A席、B席、立見券)を一律1,500円引き
(※通常料金:A席5,500円、B席3,500円、立見券2,500円)


やっぱり旅行ですかね・・・九州に行きたい。


こんなのも、、たしかに欲しいけどさ・・

と、そのiPodを無料で手に入れるのと同じことに(最大20,900円までキャッシュバック)


残り一ヶ月、けっして安くはなかった学費をちょっとずつでも取り戻すつもりで。。