中山植物園（長野県諏訪郡富士見町）

先日伺ったやまくさ信濃さんの本店、長野県は富士見町の中山植物園へ。

夏休みで時間がタップリあるので中央線をひたすら乗り継いで鈍行日帰りトリップ。

中央線も八王子を越えたあたりから「旅」な匂いがしてきます。。

甲府、小淵沢と乗り継いで、目的地の富士見駅に到着

巨大パンダのコックさんが出迎えてくれました。

駅から徒歩10分くらいでお店に到着。

山野草の趣味の団体のお客さんが観光バスで来ていましたが、ちょうど入れ違いだったので、独り占めでじっくり見学させていただきました。（買いもしないで長時間うろうろしてたので、店員のおにいさんには怪しまれていたかも・・）

山野草の苗を中心に、ハウスが４棟あり、そのまわりも展示棚が沢山あったので、商品数はかなりのボリューム。

野草ばかりなので、お花屋さんや園芸店と比べてしまうとぱっと見の華やかさがないように見えてしまいますが、さにあらず。
ひとつひとつじっくり見ていくと、カッコイイのやかわいいのがいっぱい。
山野草専門店だけあって、通常のお店ではあまり見ることのできない植物を見ることが出来ました。

以下、つたない知識でわかった範囲で気になった植物3種

◆Vaccinium oldhamii
◆ツツジ科スノキ属
葉の表面が細かい毛で覆われてざらっとしていて、夏になると鮮やかに赤く紅葉する落葉低木。
先日、いけばなの講座で教材として触れる機会があったので、印象的でした。
紅葉した葉と、赤くてキラキラした実もとても綺麗です。

◆Davallia mariesii
◆シノブ科
ちょっと検索してみると、苔球人気でメジャーになっているとのことなのですが、このサイズでこの値段・・・！？
いろんな意味で気になりました。
このほかにも同じ様な苗が沢山あり、岩の鉢に水苔で植えられていて、確かにインテリアとしての利用価値はありそう。

◆Anemonopsis macrophylla
◆キンポウゲ科　レンゲショウマ属　多年草
日本特産の1属1種の花だそうです。
ぴょこぴょこと伸びた蕾と白い花が可憐で、いかにも山野草なイメージ。他に黄色い花の種類もあり。

商品の入荷や育成（おそらくされているようだったので）について、お店の方にお話を聞いてみたかったのですが、ちょっとタイミングがあわなかったようでできませんでした。。

〜〜〜

うーん、山野草。奥が深そうです。
日本ならではのすばらしい植物のジャンルなので、是非とも沢山の人が楽しめるといいのですが、いかんせん環境的に、一般家庭では育てるのが難しい・・というのがネックか。。

和風、ワビサビなもの（園芸植物でいったら盆栽、山野草）は一定の人気があるので、マーケットはあるわけで、マニア向けの世界は既に確立されているのだろうけど、超メジャーになる必要はなくても、そこからもうちょっと、の何かがあるといいのかも。などと考えたりしました。