【盆景】松竹梅

お正月に向けた「おめでたい」季節の盆景。

日本の園芸は自然風景を「再現」すること。
大きいものは庭園であり、最小単位は盆栽。

手順

  • まずは鉢の中での配置を考える。(これが一番重要)

鉢の中で「景色」を再現できるように・・・
ボク石(多孔性・黒色の熔岩。「クロボク」「クロボク石」ともいう。伊豆半島・富士山麓などで採取される)を配置することで「景色」をみせやすくなる。

元肥などは特に必要ない。
⇒松竹梅の鉢は季節物として年末年始(冬)に、「春」を思って飾られるためのもので、そのままの状態で育てることはあまり想定されていない。

梅は剪定に強いので、枝や根は理想の形に合わせて剪定してよい。

「松竹梅」を使うのが基本でそのほかの植物も自由に配置できる。今回は菊と南天を加えた。

  • 植物を植え終わったら苔を張り、ボク石を配置する。
  • 潅水を行なう

ここまでは基本的に盆栽の植え込みと同じ

  • 潅水のあと、寒水石(結晶質石灰岩の石材。白色や濃緑色・灰色の縞(しま)模様がある)を敷く

寒水石で川(水の流れ)、道、雪などを表現する。使い方は自由。

完成。