【夏の屋久島ひとり旅】(3)島一周ドライブ
この日はレンタカーを借りて、島をぐるり一周。
志土子ガジュマル公園
屋久島はガジュマルの最北端生息地だそうです。
ガジュマルとアコウはイチジクと同じ仲間のくわ科。
他の植物に着生して伸びていく「絞め殺し植物」といわれています。
「絞め殺し」といっても、あくまで着生なので、養分は根から吸収します。
たれ下がった「気根」を地面に下ろし、固定しながら日光をもとめて移動していくことから「歩く木」とも言われます。
朝イチで行ったので、他にお客さんが無く、↑のような説明をおばちゃんがしてくれました。
「絞め殺し」は怖いけど「ガジュマル」はなんだか音の響きはポップでかわいい。
絡み合う枝っぷりも魅力的です。
いなか浜
海も空も雲も砂も、全てが美しすぎる・・・!
そして全然人がいない。
もし泳げる状態だったら確実に飛び込んでました。
ぼーっとしてたらシューノーケリングに来ているという地元のおっちゃんに話しかけられてしばらくとりとめなくお話。
おっちゃんが去ったあともひとりでぼーっと。
このあたりからかなり「一人旅の味」をしめてきてます。
横河渓谷(よっごけいこく)
ガイドの市川さんや浜にいたオッちゃんも奨めていた渓谷へ。
水がキレイなのはもちろん、なんというか、風景がおっきい。
周辺で唯一のお店というガソリンスタンドにあったお店で買った海苔巻き(朝ごはん)をもぐもぐしながら川をと空をボーっと眺める。
大川の滝(おおこのたき)
日本の滝100選にもなっているというそれはそれは見事な滝。
おっきな岩の上に座って、ここでもぼーっと。
水しぶきが充満していてとても気持ちいい空間。
そしてこの滝のそばからちょっと行ったところに、誰もいない小さな海岸があって、ぐるっと一周見渡す限り森と海で、もうなんともいえない世界。
西部林道
世界遺産エリアの中へ。
ヤクザルとヤクシカの世界です。
人間はおじゃましてる感覚なので、路上に彼らがいればもちろん停止して待ちます。
このあと、写真はないのですが、舗装はされているものの幅員はかなり減少、片側は山もう一方は崖→海、という過酷な山道となり、ひたすら対向車がこないことを祈りながらの運転でした。。
でも、こんなところで大きな道路を広げてほしくないので、このままでいいと思います。実際いちども対向車に会いませんでした。
後から聞いた話によると、私の通った道順は正しく、もし逆周りをしていると、万一対向車とすれ違う場合、谷側になってしまいかなり恐ろしいとのこと。。
そんなこんなで途中のボーっとタイムがかなり長かったこともあり、宮之浦のレンタカー屋さんに時間ぎりぎりで車を返却したころにはすっかり夕暮れでしたとさ。
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【夏の屋久島ひとり旅】