販売技術【切花の陳列】
お店でなにかを「売る」には、商品をお客さんに並べて見せる必要がある。
ということで、陳列(ディスプレイ)について。
講義内容と実習のメモです。
陳列にも6W2H
必要だそうです。
6W2H全部が店舗におけるディスプレイの要素として必要かというと、ちょっと疑問なものもあるものの。
なるほど、商材に関わらず、これを無視してたり不明確な陳列がされていると気持ち悪くて気になってしまう。
「店を回す」ことに追われてしまって、本来の目的を見失ったり、独りよがりな見せ方はよくないと。
色々なところに反面教師が沢山いるのでとても勉強にはなりますね。
「メディア」としての店舗
これは授業で使ったテキスト(雑誌「フローリスト」の過去の連載)から。
店舗(及びその陳列)も、購買行動を起こさせるための活動・マーケティングの「メディア」である、と。
そしてその特徴は
- 五感に訴えることができるメディア
- 送り手と受け手がリアルに一つの場所を共有する
- 購買につながる最終段階のメディア
たしかに。
今までは、知識として知ったかぶりをしていたけれど、全くふれることのない世界だっただけに、改めて納得。
ネット上だけの活動と比べたら、できる事も、やらなければけない事も盛りだくさん!
ある意味ネットに限定するのはとても楽チンだったのかもしれないな。。
店舗デイスプレイの種類
大きく分けて2種類がある
- トークン・ディスプレイ
「token」=「象徴」
ある特定の商品やメッセージなどの特徴を強調して見せる、あるいは内包するイメージを表現する。
→ショーウィンドウなどに多い
- アソートメント・ディスプレイ
「assortment」=「類別」
商品を分類し、その分類ごとにわかりやすく、比較しやすいように見せる。
→実際の店舗の大部分はこれに占められている。
生花店のディスプレイ
キーパー(陳列用冷蔵庫)内での配置のコツ
- 前列ほど低く、後列は高く
- 【色】黄色(人間の視覚を一番ひきつける)を一番手前にする
※色別に並べる場合は、黄→青→白→ピンク→赤→オレンジ
- 【形】カラーなどのラインフラワーを後方に、花の輪が大きいものは中段、小さいものは手前に配置する
・・ちょっと関係ないけど、昨日「花の文化史」の講義で出てきた肥後六花の一つの「肥後菊」を思い出した。
(専用の花壇をつくるところから始まって、品種、色形、植える順番・配列まできっちりと作法が決まっているというそれはそれはヒゴモッコスな伝統園芸のひとつ。肥後六花についてはかなり気になるところもあるので改めて別にでも・・)