上野東照宮 ぼたん苑
「園」と「苑」の違いは、垣=囲いがあるか無いか、だそうで。
上野東照宮のぼたん苑にはしっかり塀の囲いがあって、入場料もかかるので、その意味では「園」なのかもしれないけれど、その600円を払うだけの価値はアリ。
なぜか「牡丹」に冬の花のイメージがあったけれど、通常は今頃が花の時期。冬に花をつけるものは「冬牡丹」と言われているようで。
それくらい、個人的には意識の薄かったボタン、一気にイメージが変わりました。大袈裟かもしれないけど。
大きくて鮮やかな花と、その姿。
4月に見た桜も、昨日見た藤もきれいだったけど、それらとはまた違った美しさ。
ここ上野のぼたん苑では、日本古来のもの、中国からのもの、新しく開発された新種…かなり沢山の牡丹を、細かく折り重なった通路と、夏も近づく(八十八夜はもう過ぎた?)5月の日差しを避ける番傘が、印象的に演出してくれた。
産地が島根県という新種がたくさんあると思ったら、島根県の花がボタンなんだそうな。
美人の振る舞いを差すことわざ
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
花の咲く時期はこの順番ではなくて、
ボタン→シャクヤク→ユリ
座っていた美人は、立ち上がって、歩いて行く。
ということで、次はシャクヤクですかね。