ネイチャー・センス展(森美術館)

森美術館ネイチャー・センス展をみてきました。


アートについて感想やら意見やらを述べるのがとても苦手なので、文章力も含め、そのへんもうちょっとなんとかしたいと思っています。(自身の言い訳。本展示とは全く関係ないです。)


インスタレーション形式の展示は、学生の頃(当時流行っていたのもあり)割と沢山みていたのですが、最近まったく触れる機会がなかったので、やっぱり単純に、目の前になにしらの表現があって、見る人(あるいは作品の一部)として「体験する」というのは面白いし、必要なことだなと改めて実感(いろんな面で色々おもうとことがあるときもあるものの)。


企画コンセプトにはこのように・・

…3人のアーティスト/デザイナーは、しばしば雪、水、風、光、星、山、滝、森といった自然現象や非物質的あるいは不定形の存在を捉え、それらを作品に抽象的かつ象徴的に投影しています。彼らの自然観が人為と対抗する自然としてのネイチャーよりも、むしろ人間を含む森羅万象、天地万物というユニバース、コスモロジー(宇宙観)に近いことは、そのような自然観が現代の私たちの記憶や遺伝子に脈々と継承されていることを示唆します。

公式サイトより

日本語の「自然」と、英語の「nature」、カタカナ語の「ネイチャー」はきっとどれも違ったニュアンスを持っていると思うのですが(ことばについて専門ではないので偉そうなこといえませんが)、「森羅万象、天地万物」というとやっぱり「自然」が一番しっくりくるような・・。

そういう意味で言うと、この企画では、(一つ一つの作品はもちろんいいものでも)それが感じられるまでに私の場合は至らなかったなあという感想です。

それぞれの作品が大きいので、沢山数を見せられない物理的な都合もあったのでしょうが。。
(そういう意味では地方の広大な敷地をもった美術館はインスタレーションにむいているのかも・・・?あ、でもビルの中で、暗い部屋を作ってワケワカラン映像ひたすら見るのとか嫌いじゃないですけどw)


個人的には、栗林 隆さんの紙でつくった真っ白な林の作品が一番面白かったかな。(タイトル失念。。)

旭山動物園ホッキョクグマ館を思い出しました。(穴から顔を出すと、アザラシを襲う習性のあるホッキョクグマが飛び掛ってくるというあれ)


体験型インスタレーションだからといって、体験させてそれが珍しかったりおもしろければいいってものではなくて、作品のメッセージと受け手の体験がしっくり来る感じ。なのかなと。


ちなみにヒルズでは恐竜展もやっていて、夏休みのキッズで溢れかえってました。。
(平日だったので展示会場の中は空いてましたが)